いやもう、今年のジャパンカップは、ホンマに痺れるレースやったね!「世界vs日本」って感じで、始まる前からワクワクが止まらへんかったわ。結果は、残念ながら日本馬は負けてしもたけど、このレースは語り尽くせんほどドラマがあったで。
主役はやっぱり「世界の壁」やった!
まずは、主役になったカランダガン(フランス)、この馬の強さは底知れんかったわ!ヨーロッパの年度代表馬で、世界最高レーティング(130)って看板は伊達やなかった。
レースは終始、中団やや後ろで、落ち着いたレース運び。東京の長い直線に入るまでは、あんまり目立たんかったけど、バルザローナ騎手がゴーサインを出した瞬間、エンジンのかかり方が違ったね。
最後の直線、先に抜け出した日本のトップホースたちを、外から一気に差し切る末脚は、まさに圧巻!「あ、これはもう届かへんわ」って諦めかけた日本ファンも多かったんちゃう?そのままゴール板を駆け抜けて、2分20秒3の日本レコードまで出しよったんやから、文句のつけようがない、完璧な勝利やったわ。アルカセット以来、20年ぶりに外国馬に優勝トロフィーを持っていかれたんは悔しいけど、相手を褒めるしかない。
迎え撃った日本馬の意地!
それでも、日本馬たちもよう頑張ったで!特にマスカレードボール(3歳、1番人気)の走りには、胸が熱くなったわ。
道中は内ラチ沿いのええポジションで脚を溜めて、直線では馬群を割って鋭く抜け出し、「よっしゃ、勝った!」って誰もが思ったはずや。去年の有馬記念馬やし、天皇賞(秋)を勝っての参戦やから、期待値はハンパなかった。
ところが、その外からカランダガンが鬼のような勢いで追い込んできて、ゴール前はもう、「アタマ差の激闘」!ハナの上げ下げで勝敗が決まるような、紙一重の勝負やった。惜しくも2着に負けてしもたけど、3歳で世界最強馬をここまで追い詰めたんやから、マスカレードボールの能力は疑いようがないで。
3着に入ったダノンデサイルも、ダービー馬の意地を見せてくれたな。先行集団でしっかりレースを進めて、直線でも粘り強く脚を伸ばしての掲示板確保は流石や。
そして、ダービー馬のクロワデュノールも凱旋門賞帰りの厳しいローテーションのなか、4着と善戦。日本のトップホースたちが、それぞれの持ち味を出して、世界の強豪に真っ向から挑んだ姿勢は、ファンとして誇りに思うわ。
このレースが残したもん
今年のジャパンカップは、日本の競馬のレベルアップを再認識させてくれた一戦やと思う。
20年前の外国馬が勝った時と比べて、日本の馬場、環境、そしてレベルは格段に上がっとる。それでも、世界のトップはさらに上を行ってた、っちゅう厳しい現実も突きつけられたけど、マスカレードボールがレコード勝ちの相手にアタマ差まで迫ったんは、日本馬も世界のトップと互角にやれる、っちゅう証明でもある。
この経験をバネにして、来年以降、日本馬がどう世界にリベンジしていくか。その戦いが今から楽しみでしゃーないわ!
ホンマに、ええもん見せてもろたわ!

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