2025年の桜花賞(GⅠ)はエンブロイダリーが優勝。父アドマイヤマーズは初年度産駒からGⅠ馬を輩出したことになります。
アドマイヤマーズの父はダイワメジャー。マイラーとしての印象が強いダイワメジャーですが、アドマイヤマーズ(マイルGⅠを3勝)、そして今回のエンブロイダリーと、親子3世代でマイルGⅠを制しました。
エンブロイダリーの父アドマイヤマーズ
アドマイヤマーズは2016年生まれ。デビューから4連勝で朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)を優勝しました。出走したレースのほとんどが芝1600mで、NHKマイルカップ、香港マイルも勝ってマイルGⅠを3勝。
種牡馬入りした初年度の産駒が現3歳の世代で、いきなりクラシックホースを輩出した。種牡馬として最良のスタートを切れたのではないか。
父の父ダイワメジャー
アドマイヤマーズの父はダイワメジャー。2001年に生まれて、皐月賞、天皇賞・秋、安田記念、マイルチャンピオンシップ(連覇)でGⅠを5勝。マイルから中距離で活躍した名馬という印象ですが、有馬記念(芝2500m)で二度の3着があり、地力や総合力の高さが印象的だった。
種牡馬としてアドマイヤマーズのほかにも、メジャーエンブレムやカレンブラックヒル、セリフォス、レシステンシアなど、活躍馬を数多く輩出。良績がマイルGⅠに集まっているのは、ダイワメジャーのマイラーとしての資質がストレートに出たかたちでしょう。
親子3代でGⅠを制覇
父父ダイワメジャー、父アドマイヤマーズ、そしてエンブロイダリーと、親子3世代によるマイルGⅠ制覇となった2025年の桜花賞でした。
エンブロイダリーの次走はオークスかNHKマイルカップになるでしょう。マイルでさらに強さを見せるか、距離延長を克服するか。楽しみです。
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